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型枠工事施工の注意点!作業内容の注意点や施工会社選びの注意点

型枠工事は、コンクリートの構造物や建築物の建設工事において、コンクリートを流し込む作業である打設のための型枠を作ったり、解体したりする工事です。

 

しかし、施工にあたっては慎重さを求められる作業も多く、実はほかの建設工事同様に注意点も多く存在します。
また、型枠工事を手掛ける会社も選択肢に迷うくらいであり、会社選びや型枠大工選びで迷うことも少なくありません。

 

そこで今回は、型枠工事の施工にあたっての注意点、たとえば墨出しなど具体的な作業について知っておきたいポイントや型枠工事会社選びの注意点についてまとめました。

 

型枠工事の注意点を知りたい方や、型枠工事を依頼したい方にとって、きっと参考になるでしょう。

 

特に作業時注意すべき型枠工事の注意点とは?

型枠工事は、危険な作業も多く、安全面については型枠制作時はもちろん、解体などにおいても労働災害がでないように慎重に施工する必要があります。

 

その一方で、今回紹介する作業時の注意点も多くあるのが事実です。
ここでは施工時で特に意識すべき注意点として施工の流れの順で次の3つの場面を挙げます。

 

1・墨出し:型枠を設置する目印をつける作業
2・型枠設置:型枠を実際に設置する作業
3・コンクリート打設:型枠にコンクリートを流し込む作業

 

これらは、型枠工事において施工ミスが発生しやすい場面です。
それぞれどのようなものか、解説していきましょう。

 

型枠工事における墨出し時の注意点

墨出しは、型枠の位置を決め、基準となる線や寸法、さらには形のための目印をつける作業です。
慎重な作業が求められるシーンでもあり、次のような注意点があります。

 

1・正確な施工
墨出しは、ズレが許されない作業です。
最初の基準線である親墨(おやずみ、通り芯、基準墨)が、わずか数センチ狂っただけでも全体の型枠が狂ってしまいます。

 

これによって建物全体に誤差が出てしまい、建物や構造物の強度が弱くなってしまうリスクもあります。
こういった深刻な問題を出さないためにも墨出しは、正確な施工が求められるのです。

 

2・適切なチームワーク
墨出しの誤差が生じてしまう理由として、使用する道具が異なることや責任者の不在といったことが挙げられます。
こういった原因をなくすためにも責任者を決めて、施工する必要があります。

また、道具についても統一を計ったり、点検をして誤差が出ないように注意することが必要です。

 

 

型枠の設置で注意すべき点

型枠の設置は、型枠工事のメインの作業と言え、型枠大工など職人が活躍するシーンです。
ここでは次の2点を注意して施工することが求められます。

 

1・金具のテンション
型枠のパネルを固定するために金具を使用します。
金具は締め付け具合が不適切だと様々な問題が出るため、注意点として挙げられます。

テンションが緩いと金具が外れてしまったり、パネルが外れてコンクリート打設時にコンクリートがあふれたりします。
一方で、強引に高いテンションで締めてしまうとコンクリートの形がゆがんだり、不要なへこみができてしまったりといったミスが発生することも少なくありません。

 

型枠工事で用いる工具は適切なテンションで締め付けることが重要です。

 

2・振動対策
型枠工事では、コンクリート打設時に均一なコンクリートの密度を出したり、気泡を消して均質なコンクリートにしたり、といった目的でコンクリートバイブレーターと呼ばれる振動を与える工具が使われます。

この振動に対して、型枠がズレることがないように型枠を固定し金具がしっかりと固定されていることが求められます。

 

コンクリート打設が始まってしまうと、すぐにコンクリートバイブレーターによる振動も与えられるので、打設前に金具の調子をチェックしておくことが重要です。

 

コンクリート打設も型枠工事では注意点が多い

型枠工事では、型枠大工以外にもコンクリート業者が来て、コンクリート打設をする場面があります。
この場面は、型枠工事において緊張の場面ともいえ、注意点も3点挙げられます。

 

1・ごみを取り除く
コンクリート打設前にごみなどを片付けて、清潔な状態にしましょう。

 

ごみや不純物が型枠内にある状態でコンクリートを打設してしまうと、コンクリートの強度や品質にも悪影響を与えたり、意図しない仕上がりになったりする危険があるので、ごみを極力取り除き清潔なコンディションにしておく必要があります。

 

2・打設時の天候コンクリート打設時の天候も重要です。
基本的に雨天時は中止にします。
打設される際に運び込まれる生コンクリートはセメント、粒骨材、そして水が加えられています。

 

しかし、この配分は工場で適切にコントロールされたものであり、言い換えれば雨など余計な水分が入ってしまうことで、仕上がりはもちろん、強度にも深刻な影響を与える可能性があるのです。

 

もし、天候が悪い場合はコンクリート打設を中止するように注意が必要です。

 

3・速度
速度もコンクリート打設には重要です。
25度以上の日で90分以内、25度以下の日で120分以内という目安の中でコンクリート打設を施工する必要があります。

 

この時間内に速やかな打設ができるようにコンクリート業者が動きやすいよう、邪魔なものをおかないように注意しなければなりません。

 

型枠工事会社選びの注意点とは?

ここまで型枠工事の施工時の注意点を解説しましたが、施工する業者を選ぶ際も注意が必要です。
実績はもちろんのこと、特に注意したいのが対応力と管理体制です。

 

対応力は柔軟な日程で対応できる型枠工事業者を選びましょう。
コンクリート構造物は、様々な形態のものがあり、日程も変更することが少なくありません。
そういった状況にうまく対応してもらえる業者か事前に確認しましょう。

 

管理体制にも注意が必要です。
型枠工事は、正確な施工が求められるだけでなく、危険な工事も多くあります。
そのため、安全管理が十分であるか、チェックしましょう。

 

労働災害が起こると作業の中断によって依頼する側の期日が遅れるなどのリスクが生じるからです。

 

まとめ

型枠工事は、施工時も依頼時も注意が必要です。
スムーズな施工をするためには、今回紹介した注意点を中心に意識すべき点も多くあります。

ただ、最後に触れた通り、安全で確実な施工を目指すことが施工する側も依頼する側も意識すべき点といえます。

 

熊本県の型枠工事は有限会社有働建設工業にご相談下さい。


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業務内容:型枠工事

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