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型枠工事の工法を学ぼう!現場ではどんな作業をしているか解説します

日本の建築現場になくてはならない「型枠工事」ですが
どんな工法があるのかご存じでしょうか。

 

おそらくほとんどの方は普段型枠工事には馴染みのない生活でしょう。

 

そこで、この記事では今まで以上に型枠工事に親しんでいただくために
工法についてわかりやすく解説します。是非ご参考ください。

 

型枠工事にはどんな工法があるの?

型枠工事には主に3種類の工法が挙げられます。
早速詳しく解説していきましょう。

 

技術が光る化粧打放型枠

コンクリートをマットな印象に仕上げる「化粧打放型枠」は
コンクリート表面を素のままに仕上げる素地仕上げが特徴の工法です。

 

吹き付け等の作業は不要で、シンプルながら高度な技術が必要な型枠工事です。

 

職人たちの丁寧な手さばきが必要な作業であり
仕上がりは美しいものです。

 

大型の公共建築物などに見られるマットで美しい構造物は
まさに化粧打放型枠の神髄です。
図書館や学校などにも使われている工法です。

 

内外打放素地と呼ばれる工法や、杉本実化粧打放型枠と呼ばれる工法などもあり
化粧打放型枠の中にも様々な工法があるのも特徴の1つです。

 

工法によってはデザイン性を加味した仕上がりも可能です。

 

ユニットで大型構造物を作るシステム型枠

大規模な施工の際に使われる「システム型枠」は
見るからにダイナミックな工法の1つです。

 

大がかりなユニットを様々な形に組み合わせて型枠を作り
巨大なコンクリート構造物を作り上げることができます。

 

大きさに圧倒される工法ですが、ユニット自体は建て込みを想定して作られているので
最小の部材で効率化された作業が可能です。

 

スピーディーな工事や施工が魅力であり
解体自体も非常にスムーズに行えることが特徴と言えるでしょう。

 

転用も前提に作られているので
橋梁など量産する必要がある現場で大活躍する型枠工事の工法です。

 

SGDs目線でも充実の新素材型枠

従来の型枠に使われていたコンパネ材は
熱帯雨林の伐採を基に作られることが問題になっていました。

 

そこで、21世紀という時代にふさわしい素材を使った工法が登場しています。

 

「新素材型枠」は環境にやさしい素材での施工を目指しており
無毒性の樹脂を加えて作った型枠や特殊なセラミックを生かした素材など
単純な樹木とは異なる加工をしたものが利用されつつあります。

 

また、プレートを生かした工法なども登場しており
従来のコンパネ材に代わる新素材の発展が期待されています。

 

再利用されるダブルライト型枠なども新素材枠の工法にカウントできるでしょう。

 

型枠工事の工法は進化している

日本の建築にはコンクリートの存在が不可欠となっているからこそ
環境を踏まえた工法や建て込みをしやすい工法など
型枠工事も年々進化を遂げています。

 

コンクリートの打設後の型枠をあえて外さず生かし
住宅建築内に木造のように残す工法も話題となっています。

 

日本らしい木造建築の雰囲気と、耐震性も確かなコンクリート構造を併せ持った工法で
今後このような新しい型枠工事の需要はますます高まるでしょう。

 

型枠工事の進化のポイントは2つに分けて考えることが出来ます。

 

素材

先に工法の紹介でも触れたように
環境保護や再利用が可能な素材を使った型枠を作る動きが増加しています。

 

型枠素材を環境も意識した素材で作る試みは
まだまだ特殊な工法として扱われていますが
工事業者としてもメリットがあります。

 

再利用やリサイクルが出来れば
コストの削減につながる可能性があるからです。

 

工法に関するメーカーは様々な素材で低コスト化を目指しており
特殊ではなく一般化することが望ましいでしょう。

 

また、廃材を削減することは
廃棄物処理のコストの削減や環境保護にもつながります。

 

工期の短縮

コンクリートの型枠工事は工事現場の1つの工程に過ぎません。

 

そのため、出来るだけ早く打設や解体を行う必要があります。
型枠工事に焦りは禁物ですが、速やかな作業を目指しているのも事実です。

 

システム型枠で触れたように、型枠工事の中には建て込みから解体まで
短期決戦型で工事ができるタイプもあります。

 

また、その他の型枠工事でも建て込み部品のコストカットや
工程の簡略化を目指した素材や工法が編み出されており
工期の短縮という至上命題を常にクリアできるように進化しているのです。

 

型枠工事の現場はどんな作業の中で行われる?

型枠工事は1つの大きな流れの中でほんの一瞬の活躍
と言っても過言ではありません。

 

コンクリートは縁の下の力持ちのような存在で
型枠はそのアシストのようなものです。

 

では、実際の現場ではどんな作業の中で
型枠工事が行われているのでしょうか。

 

例えばある建設工事が行われるとします。

 

まずは着工が行われ、基礎工事が始まります。
基礎工事にコンクリートが活躍することがほとんどなので
この段階から型枠工事の業者が介入しています。

 

アパートやマンションなどの建物によっては大型の型枠を建て込みし
量産しています。

 

コンクリートの打設が完了したら、速やかに型枠を解体し
次の工程である内装や電気関係の工事へ引き渡しを行います。

 

最後に外観を仕上げたら、現場は終了です。

 

いかがですか、型枠工事の登場はちょうど初期から中間程度の工程に関わっています。

 

工法の決め方としては、すでに着工前に決められているので
実際の現場作業は非常にスピーディーに進んでいます。

 

型枠工事の工法と実績が未来をつくる

型枠工事の進化について触れましたが
一番大切なことは現場作業を知り尽くす職人たちの存在です。

 

特に化粧打放型枠のように、シンプルで無駄もなく
仕上がりも完璧でなければならないコンクリート構造物は
型枠大工の腕の見せ所です。

 

工法を熟知し、実績も確かな職人たちが
丁寧かつスピーディーに作業を行うことでしか実現しない完成品もあります。

 

職人たちはハードな作業をこなしていますが
圧巻の構造物が完成した時の喜びは格別です。

 

特に意匠性の高い構造物を完成させると、一生の思い出に残ります。

 

型枠工事は工法の進化も目覚ましいですが
その陰では個の職人たちが忍耐強く地道に尽力をしているのです。

 

まとめ

この記事では型枠工事の工法について詳しく解説しました。

 

工法は意外とたくさん種類があり、独自性を追究する企業や職人もいます。

 

コンクリートの建築物や公共工事などをお見掛けの際には
是非どんな工法かな、と足を止めて見学していただけたら幸いです。

 

熊本県の型枠工事は有限会社有働建設工業にご相談下さい。


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業務内容:型枠工事

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