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型枠工事で使用される金物!フォームタイの紹介と種類の解説

コンクリートの建物や構造物を建設するシーンで重要な役割を果たすのが型枠です。

 

コンクリートを流し入れるための型を作ったり、解体したりする型枠工事はコンクリートを使用する現代の建設工事において、なくてはならないものです。

 

この型枠工事では、多くの種類の部材を使用し、特に金物と呼ばれる部材は種類が豊富なのも特徴として挙げられます。

 

そこで今回は、型枠工事の金物の中でも特徴的な金物であるフォームタイに注目して解説します。

 

そもそも型枠工事の金物とは?

型枠工事の金物とは、型枠の板などを支える金属製の資材のことです。

 

基礎工事やコンクリート造の建築物を支えるための部材であり、コンクリート打設をしても圧力に耐えられるような構造や工夫が施されています。

 

型枠の板を外部から支えるパイプや型枠の内部から支えるセパレーターといった部材が代表的なもので、よく知られています。

 

一方で、小さな金物も多く存在し、そのうちの一つにフォームタイと呼ばれる金物があるのです。

 

フォームタイとはどのような金物なのか

型枠工事にフォームタイとは、ホームタイとも呼ばれる金物の部材です。
型枠の板同士を一定間隔に保つため用いられるセパレーターを固定するボルトのような形状をしています。

 

実際コンクリートの打設時にはコンクリートの重さが両側の型枠板にかかりますが、その際にかかる圧力は数トン以上とも言われています。

 

このように強力な圧力を支えるには、板だけでは難しく、かといって外部のパイプを追加しても不十分です。
強力な圧力に対し、内部からも支えを行い、その内部の間隔を保つ補強の意味でフォームタイは重要な存在なのです。

 

フォームタイの用途とは?

フォームタイの用途は、セパレーターの固定です。
型枠板を内部から支えるセパレーターを外部で固定するためのボルトとして用いられるのがフォームタイです。

 

一方、フォームタイの締め方によって指定した間隔にコントロールできる用途も持っているので、綿密な形成を求められる型枠工事において重要な用途も果たしています。

 

圧力を支えつつ、最適な間隔に調整する役割を持っているのがフォームタイの用途といえるでしょう。

 

多彩なフォームタイの種類

型枠工事で使用されるフォームタイは、ボルトのような形状をしているだけでなく、現場や求められる目的によって多くの種類が用意されています。

 

種類の規格について

金物には多くの規格があり、フォームタイも例外なく規格の種類が用意されています。
種類を分けるものとして基本的にボルトに入れられた穴の種類と長さで分類されているのが特徴です。

 

まず、穴の数があり穴の多いほど様々な箇所で圧力を加えられます。
次に長さは、分(ぶ)と呼ばれる単位を使用しています。

 

ミリに換算すると1分(いちぶ)が3.175mm、2分(にぶ)が6.350mm、よく用いられる2分5厘(にぶごりん)が7.938mm、3分(さんぶ)が9.525mmです。

 

たとえば、フォームタイの種類として、1つ穴2.5分といったような金物が挙げられます。

 

ネジで固定するタイプとくさびで固定するタイプがある

サイズ以外にもネジで固定するタイプやくさびを打ち込んで固定するタイプにも分かれています。
締め付けがコントロールできるネジタイプと速やかに固定ができるくさびタイプという違いもあります。

 

まず、ネジタイプは、ねじ式と呼ばれるフォームタイで
丸セパ、Pコン、座金といった部材を組み合わせて使用します。

 

ねじを用いて固定する特徴から、締め付けをコントロールしたい場合や種類によっては強力な圧力を加えられる特徴もあります。

 

段差などの型枠工事を施工する際に便利なタイプです。

 

くさび式に比べると使用される頻度は少なめですが、コントロールのしやすさから、頻繁に使用する型枠工事会社も少なくありません。

 

次にくさびタイプのフォームタイは、くさび式とも呼ばれています。

 

くさびをフォームタイに打ち込んで締め付けていくタイプで、ハットセパ、座金などいくつかの金物を用意して固定します。

 

穴のタイプも豊富でフォームタイの種類が多く用意されているのがくさび式の特徴で、実際多くの現場では主流のフォームタイとして使用されているのがこのタイプの特徴です。

 

専門家の中には、フォームタイといえば、くさび式を連想する方も少なくありません。
それだけフォームタイの定番として普及しているのがくさび式の特徴です。

 

主なフォームタイの種類を紹介

先ほども触れたようにフォームタイは、豊富な種類があります。

 

ここでは主に型枠工事の現場で用いられる次の種類について解説しましょう。

・1つ穴 (2.5分または3.0分)
・2つ穴 (2.5分または3.0分)
・3つ穴 (2.5分または3.0分)

 

狭い型枠工事で活躍する1つ穴 (2.5分、3.0分)

フォームタイに開けられた穴が1つだけの種類です。

 

穴が少ない分、短いフォームタイとなっているため、場所に制約があるケースや間隔の狭い型枠工事で用いられることの多いフォームタイの種類です。

 

この種類より狭い場所で使用する場合は、隣接金物と呼ばれる別の金物を使用します。

 

頻繁に利用される2つ穴 (2.5分、3.0分)

1つ穴のフォームタイよりも長めの金物です。
穴が2つ開けられており、フォームタイといえばこのサイズというように、かなり頻繁な利用がされています。

 

強度にこだわりたい場合に使用する3つ穴 (2.5分、3.0分)

穴が3つ開けられており、かなり強力な圧力を加えられるフォータイです。

 

長めのサイズになっているので、場所の制約が少なく大量のコンクリートを打設するような現場、たとえば構造物の建設をする場所で頻繁に利用されている種類です。

 

まとめ

フォームタイは、型枠工事に用いられる板を固定する金物の1つです。

 

ボルトの形状をしている部材で、型枠の幅や間隔を一定に保つために使用されるセパレーターを締め付ける役割をはたしています。

 

今回紹介したように、資材の中では種類も豊富な金物なので、取り付ける場合は、種類の選択や施工方法の選択など注意点も多くあるのが特徴です。

 

型枠工事の専門会社では、フォームタイの適切な使用ができるように注意深く行い、施工しているのです。

 

熊本県の型枠工事は有限会社有働建設工業にご相談下さい。


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