「これまでの型枠工事の材料と地球環境保護の問題から変化していく地球に優しい型枠工事の材料の変化と工法の進化」
型枠工事はコンクリートの建物を作るために必要な枠を作ることです。この枠を作る材料には、いくつかの種類があります。
型枠の材料として使用されるものは、木材、合板、鋼材、プラスチックです。
型枠はコンクリートが硬化するまでの短い期間に必要なものなので、安全については特に問題になることがありません。
しかし、型枠がしっかりとした強度を持たない状態で施工すると型枠が、
型枠内に流し込んだコンクリートの圧力に耐えきれなくなってしまいます。コンクリートがしっかり硬化しない場合、
問題が生じてしまうと次の作業工程にも支障がでるため型枠工事はとても大切な工事になります。
型枠の材料の種類としていくつかある材料のなかで、合板は南洋材のラワン材が積極的に使用されています。
しかし、近頃では地球環境への問題などの観点から針葉樹が使用されるようになっています。
合板型枠がなぜ多く普及しているかというと、合板は加工がしやすく、仕上がりが美しいという理由からです。
また、経済的であることなども広く使われる理由のひとつです。
しかし、合板は樹の種類によってコンクリートの面に着色や変色、硬化不良の原因となることもあります。
そのため、合板の表面に合成樹脂加工などの処理が施されます。
鋼製型枠は、メタルフォームと言われます。メタルフォームの材料となる鋼は剛性、耐久性、
仕上がり制度や水密性など、とても多くの優れた特徴を持っています。
しかし、重量があること、加工性、保温性が悪いこと、さびが出やすいといったような欠点があります。
この鋼と比較して、アルミニウム合金製は、重さが鋼製のものの約半分ほどで作業性に優れています。
しかし、鋼より高価であるというデメリットもあります。
型枠には、プラスチック製のものがあります。プラスチックの型枠は軽く、
複雑な形も量産することができるという点がメリットです。
また、プラスチックでは透明な型枠も作れるという特徴があります。
しかし、プラスチックは衝撃や熱、直射日光に弱いということ、高価になってしまうというデメリットがあります。
型枠は、基本的にコンクリート打設をして、コンクリートが硬化した後に解体されます。
その後、解体した型枠はもう一度別の場所で型枠として再利用されることになります。
これを転用といいます。型枠を転用する理由は、大きく二つの理由があります。
型枠を転用して再度使用することによって、不要な型枠の消費を減らし、コストを抑えることを目的とすること。
型枠の主な材料は合板で木材になります。そのため、型枠を使い捨てにしてしまうと木材を消費してしまうことになります。
環境への配慮から型枠は基本的には何度も転用する形をとっています。
転用した型枠を使う部分は仕上げで隠れる場所になることが多いです。
転用された型枠は新しいものと比較すると、どうしても劣る部分があります。
たとえば、転用された型枠をコンクリート化粧打放し仕上げの場所に使用することはできません。
コンクリートの素材を美しく見せる打放し仕上げでは、綺麗な型枠を使って、セパレーターの位置、
型枠の割り付けなど様々なことを計画してからコンクリートを打設する必要があるからです。
この化粧打放は、コンクリートの面に対して、タイルを貼りや塗装などの仕上げを行うことなく
コンクリートの素地を生かして仕上げる方法です。
この時に、使用する型枠材は杉板など特徴のある木材を使用していくことで、
木の木目を表したり、合板の表面を処理したものを使用していくことで滑面状に表現したり、
凹凸をつけたりなど様々な技法をこらしてコンクリート本来の美しさを見せるものです。
使用する型枠によって様々な表現が施せるコンクリート技術ですが、基本的に型枠は何回か転用されます。
型枠の転用回数は型枠の材料によって違ってきます。
型枠として多用されている合板素材の標準転用回数は4~8回程度。
鋼製で30回程度、アルミニウム合金製で50回程度、プラスチック製で20回程度というように素材によって、
転用回数には差があります。このように型枠は素材により転用回数、特徴による加工のしやすさなど多くの違いがあります。
これまで、加工のしやすさ、価格面で多用されてきた合板素材の型枠ですが、
最近では地球環境保護の動きから型枠工事をはじめとするコンクリート工事では
熱帯材の型枠の使用を削減していこうという動きが大きな問題となってきています。
合板の主な材料がラワン材など南洋の素材を使用しているため、熱帯雨林の乱伐の原因となり環境破壊につながること、
地球環境保護の動きから環境破壊につながるコンクリートパネルなどを使用しない
地球環境に配慮した自然に優しい型枠工法が進んでいます。この中には、型枠の解体が必要なく
コンクリート打設後にすぐ埋め戻し作業にかかれ、工期の短縮につながるラス型枠があります。
これは、これまでコンクリート工事に使用していた合板や鉄板などの型枠の代わりに特殊な金網を使用した捨型枠工法です。
この工法では、生コンクリートの打設時の余剰水や気泡問題を解決するだけではなく、
工期の短縮、材料置場、騒音問題など様々な問題をなくすことのできる画期的な工法になります。
また、E-パネット工法という軽量で薄型の高強度な鋼製打ち込みコンクリート型枠工法です。これは、打込み型枠のため、
これまでの型枠の解体が必要なく、産業廃棄物が大幅に削減されるほか、
作業コストや工期が短くなるというメリットがあります。このように地球にやさしい型枠工法が開発されるほか、
型枠として一般的だった合板型枠から、新素材プラスチック系素材を使用していくようになっています。
これは、ダブルライト型枠というもので型枠の転用率をこれまでの回数より、さらに高める努力がされています。
新素材プラスチックの型枠は、使用後メーカーの回収システムによってリサイクルされることで
廃材が発生しないため環境に配慮した、型枠工法とされています。
現在広く普及している型枠の材料である合板材に替わる代替材の研究や代替工法などの普及。
リサイクル資源を有効活用していくことで型枠工事の合理化と合板型枠の削減につながる取り組みとして考えられています。
これにより、型枠の材料も近い将来、現在の合板ではなく地球環境に配慮した素材に替わっていくことでしょう。
熊本県の型枠工事は有限会社有働建設工業にご相談下さい。
会社名:有限会社有働建設工業
住所:〒861-8002 熊本県熊本市北区弓削3-21-10
TEL:096-338-0351
FAX:096-243-0031
営業時間:8:00~17:00 定休日:日曜日
業務内容:型枠工事